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こんばんは!
昨日ぱんださんの慶應医学部中退ブログを読んで「大学中退は絶対後悔するからしないべきだ」という記事を書きました。

今日は医学部中退の記事の感想です。
もくじ
要点
・共感した。(何考えてるのかわからない、または釣りではないかという意見を散見したが、
僕には考えていることがよくわかった)
・一方で「羅針盤なんて渋滞の元、熱にうかされ舵を取るのさ」ではないとも感じた。
進んで医学部を中退して自由を求め海に漕ぎだす物語ではない。
・これは私立医学部の学費の問題で中退せざるを得ない悲劇。
「アーリーリタイアを目指す」と言うのは心からの目標ではなく、自分の平穏と体面を保つためだと感じた。
‟投資”(FX)は医学部中退を上回る戦果を短期的に得られるから。
しかし正常な判断ができない、自暴自棄のような状態でFXはあまりにも危険すぎる。
・救いはおそらく大学再受験だと思った。
感想
・東京医科歯科大学に入学するべきだった。
慶應医学部を中退するのは
学費(6年間で2000万円)を稼ぐ負担が重すぎて精神と肉体が限界を迎えてしまったのが原因でしょう。
同時合格した国立の医科歯科大学に入学していればこの問題は起きなかった。
・おかしい
医学部を辞めて就職、アーリーリタイアを投資(FX)で実現する計画はやっぱりおかしい。
・親近感
学費2000万円の慶應大医学部を選んだのはびっくりするような選択肢だが、親近感を感じた。自分もひねた選択肢を選んでしまう。
具体的には、1度中退してプログラマーとして就職しようと職業訓練校にまで通うというぶっとんだ選択を取ってしまったことがあった。
はたから見ると不幸の渦にダイブしているようにしか見えないが、
ツイてない時は本当にことごとく2択を外し続けるものなのだ。
それが重なると大学中退にまで及んでしまう。
・医学部に懐疑的である
医学部に入ったら残りの人生の医者という属性が確定することに疑問を抱いている。
この点は賛成出来る。18歳そこらで人生固定していいのか(いや、よくない)
・「レールから外れた世界が羨ましくなった」
国立医学部入っていたら人生について立ち止まって考えることなく、周りに流されてばかりの人生だった。
「周りに流されない人生」=大学中退 ?
中高一貫私立に受かり、現役で医学部に受かり。私立医学部に入って、立ち止まれたのはそれはそれで感謝。
人生について立ち止まって考えるというのは具体的にどういうことか。
敷かれたレールに乗ってここまできたが、ふと、レールから外れた世界が羨ましくなった。
ふむ
・「金持ち父さん」シリーズを全作読んでほしい
多分大真面目に言っている。
「金持ち父さん貧乏父さん」は危うさを含んだ自己啓発投資啓発本です。

・文章
文章は論理的で、長文にもかかわらず読みやすい。
同時に「ズレ」も感じる。
・躁鬱?
テンション上がりまくっている(=躁状態)時に中退を決めてしまったのではないか?
躁状態の時に一気に退学届け書いてキラキラブログも書いてテンションMAX、って感じがするんだよな。
病んでいる時に重要な決断をしてはいけない。
・一発逆転
こういう精神状態で、なまじ大金も持っていて、
‟投資”としてFXをやっているらしい。医学部中退を超える戦果をより短期的に得たいのが本音だと思う。
「毎日1万円稼ぐのが目標」と事もなげに書いているが、
非常に危ないな…
・恋人
恋人が「医学部を辞めていい」と言い出したことがきっかけのようだ。
もともと医学部を続けるのは困難な状況だったし、この点無責任だとは思わない。
彼が筆者のルートを全面的に「補強」してくれている。
筆者は惚気けてすみませんと書いているが、
違う!そこじゃない!
ああ脆(もろ)いなぁ…脆い。
・本人の努力でどんな家庭でも私立医学部を卒業できる
流石にこれは突っ込みをいれたくなる🤔
・医学がつまらない
望みのアーリーリタイア(すなわち自由)を実現するための収入、または「ブランド」を得るにはこれ以上ない近道なので天職にも見える。
・相談しないのか?
他者をうまく頼るのが苦手なのかもしれない。
自分も現状を説明することに抵抗があった。恥ずかしさ、プライド、劣等感が邪魔して目に見える不幸に突っ走ってしまった。
中退を正当化する論理を構築しないと自分を守ることができなかった。
具体的にどうすればいい?
中退は仕方がない。
親の援助なしに慶應の医学部に入った時点でもう中退するしかなかったように思えるので。
(日本が太平洋戦争に突入したようなもの)
今後何が筆者に必要なのだろうか。
私が考え付いたのは
治療→大学再入学
まずは病院でメンタルの治療を受ける。
確かに大学の勉強は嫌だ。でもほかの人達は普通に卒業できているのだ💦
多分勉強が興味なくて精神の具合が悪くなるんじゃない。精神の具合が悪いから勉強ですら苦痛に感じる。
この障壁さえとっぱらえば、開き直って単位収集マシーンにはなれる。
そして、アーリーリタイアや司法試験や海外移住して医学部にいくことを一度白紙に。「反省」(※)する。
※将棋で指した手が全く無意味で駒を渡しただけ、一手パスになるような手を選ぶことを「反省」と表現する。
勿体ないからと他の手を選ぶと評価値がもっと下がる局面では「反省」の一手を指すしかない。
国立の医科歯科大学に合格できるくらい理系の勉強が得意なんだから東大を目指せば?って思う。
そう、東大の教養学部。
教養課程が4年間続くので学問を追求するのではなく幅広く学びたいゼネラリスト志向であろう筆者にとても合ってると思う。
大学中退は重荷を手放せる代わりに心と経歴の傷がずっと残る。
大学が大変というのはなかなか理解されない。
それが辛いのはよくわかるけど、
「自由な何者か」になるには卒業するしかない。
今なら言える
私の話で恐縮ですが、
放送大学合格していて、通いながら就職ルートは「不幸」だっただろうと思う。
(放送大学に不合格にされたので実現せず)
このブログでも過去記事で放送大学は神だの八洲学園大学が神だの学位授与機構が神だの産業能率大学が神だの言ってた(※)けど
違う。
そのルートは‟ごまかし”だよ…。
※




(放送大学の否定ではないことは断っておきます。放送大学には今の大学を卒業出来たら全科履修生で入学して学びたいと思っています)
「教訓」
・大学中退は不幸になる。
大学中退はその空いた時間でやりたいこと、できること、すでに仕事や資産が確定している場合以外はただ不幸に飛び込むだけ。
WEBで中退者の文章を読んで、ときめきを感じた人だけが大学中退を選ぶべきだ。
(この話は中退の記事にも書いた)
・迷ったときは「直感」
「直感」の9割は正しい。
「直感」的に中退して司法試験目指すより在学して医師免許目指したほうが良さそうに見える。
こういう時はひねった選択肢を敢えて選ぶべきではない。
・人生で100勝しようとしない
人生全ての選択肢に勝利はできず、ときに間違い、ダメージを与えてしまう。
人生ってそういうものだからさ・・・
・すべてを‟虫が良く”思おうとしない。
人生の失敗はある。
失敗した時に必要なのは強弁(ポジティブとは違う)ではなく、
認めた上で今後どう生かしていくかだっ(`・ω・´)キリッ
・額面通り受け止めるべきでない。
クソリプにも正論が混じっているのがたち悪い。
その他
・奨学金でも学費を払えない大学には進学しない。
・いわゆるレールをみんなが選ぶのには理由があるので生半可な決意なくして外れないようにしよう。
・宝くじや確かな金脈を得て換金を達成できないうちは地道な道を歩む。
・具体性のない目標はシリアスに公表しない。
時々あなたの背中が 遠くて手が届かないよ
あたしはここにいるよ 置いてかないで
かたほとりP 「オ・ト・メ・ゴ・コ・ロ」 より
今日の授業は終わり!
また来てね☆
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水沢さんもぱんださんも僕もプライドが高い割にあっさり土下座できちゃう人種なんだ🙄