(大学中退→)通信制大学卒業という学歴 について
【普通の通学制の】大卒と比較。
皆様ご無沙汰しております
(自称)通信制大学マイスターのめうにんげんと申します
はじめに
私にメンタルと体調があまりにも悪すぎた時期がありました。
風が吹くだけで全身に激痛が走る痛風といわれる病気があるんですが、心が痛風になっていたんですよ。ただ自分が存在しているだけで心が激痛でした。
それで大学を休学し、その頃通信制大学を卒業することを真剣に考え
通信制大学や学位授与機構はかなり調べて、色々と検討をしました。
実際に産業能率大学で通信の科目履修生として10単位ほど取得しています。
ただ、結局は元いた大学に再入学をしました。
コロナ禍で1年半前から現在までほとんどオンライン授業になり、元の大学でもなんとか卒業にたどり着けそうだと感じたからなのですが。
どちらもオンライン授業なら、通信制大学と条件は変わりませんよね。
その二択の中で、どうして元いた通学制の大学を選択ぶんだ。
そういう話をしていきます────────────
(↑この答えも後に書かれています)
以下の内容は
大学中退するか通信編入するかを考えている方が
判断をする前に知っておいていただきたいことだ
────────────────────────
学歴としての通信制大学卒業
卒業確定した話を親にしました。嬉しかったからです。
でも、例の「通信制大学は大学じゃない」と言う母には「〇〇〇(中退した大学)を卒業して欲しかった」と言われました。おめでとうも何も無かったです。やっぱり、学歴観では母とはわかりあえなそうです。
朝から暗くてすみません。— ナカザキ (@open_univ_nkzk) February 17, 2022
この記事を書くのは、このツイートをたまたまタイムラインで拝見したのがきっかけでした。
まず、私は
(通信制)大学卒業という快挙を達成したあらゆる方に
うやうやしく「拍車」をしたい立場です。
おめでとうございます!
おめでとうございます!
ご卒業おめでとうございます・・・!
凄いですし、偉いです。
凄くて偉い。
私はもうほんとに、大学を卒業することの難しさを骨身にしみてわかっています。この日本国でトップクラスの大学卒業ありがたがり派です。全ての大卒達成者はもっと祝福されるべきであります。
みんな当たり前のように卒業していきますけどね。それがどんなに困難な道のりか。
124単位(なんて多さだ)もさァ かき集めてさァ
その2単位2単位が、1コマ90分講義が14コマも詰まって、何時間も学習を修め、テストや中間テストや課題をパスしないと取れないじゃないですかぁ
みんなよくやるなぁ😂
すごいなぁ( ;꒳; )
(これ、労働、結婚など人生の色々なこと。人生そのものについても言えますよね)
ところで
今、‟みんなよくやるなぁ”
‟みんな”って言ったよね。
そう────────────
大学を卒業は偉大だけれど、卒業が「みんな」「当たり前」なのが現実(リアル)なんですよね。
まずこのツイート主のさァ、お母様はさァ
なんかしらの理由があって中退に追い込まれた子供に対して思いやりがないんだよo(`ω´*)o
とは思います。
が────────
この反応は親子関係ゆえに出た本音であり現実(リアル)だ
通信制大学卒業は自分で「解釈」する学歴
他者の「理解」を期待してはいけない
124単位取得は偉業だとは思います。が、世の中…東京には124単位ホルダー(学士)は本当にありふれている。
専門学校や短大を卒業した人も多い。
しかも彼らはみんな、22歳〜24歳くらいで、特に苦労もせず、通学して取得しているのだ。
大学卒業は偉大で
でも今はここがリアル
ということなんですよ。
ツイートのリプ欄には、放送大学は実質東大とか、慶應通信は慶應といった通信制大学生によるリプライがありました。確かにそれを自分で「解釈」「意味づけ」するのは自由なんですよ。
ただ、それを他人に求めてはいけない。期待してもいけない。
他人に求めるとはどういうことか。
たとえば、
就職の面接の時とか、婚活で自分自身の学歴を伝える。
そういう「シビア」な場所で慶應通信は慶応通学として扱われるか。放送大学は東大通学として扱われるか。124単位取得の有資格者として三顧の礼をもって迎えられるだろうか。
を想像してみるとわかるかと思います。
この記事のタイトルで【学歴にならない?】ってつけたのは
attractiveな具体例として採用したのですが
この答えをはっきり言うと
通信制大学卒業は大卒の学歴にはなります。なるけど、その効果について通学制と同じだけの効果は期待してはいけない。
ということになると思います。
学歴には経済学で言うシグナリングの効果がありますが、普遍的な「ハロー(halo,後光)」効果まで期待はできない、してはいけない。ということです。
通信制大学卒業は、あくまで自分で「解釈」するべきなんですね。
卑近な話で恐縮ですが
私が神戸大学を1回中退した時、その理由書にはシンプルかつ本音で「私は学校での生活に適応できないから」と書いた。
学校行って大勢の中で授業を聞いてるだけで苦しめられて具合が悪くなっていたので、酷いものだった。
しかし、這いつくばってでも通学制大学を卒業を目指すことにしたのは
神戸大学を卒業した実績は一生続くのが魅力的で、通信制大学卒業や学位授与機構よりも現実(リアル)での効果が大きいと判断したから。
神戸大学を卒業したからこそ、みんなはより僕のブログの話に感心を持ってくれるし、僕が書いた文章の説得力も増すだろう。
これは現実(リアル)なのだ。
なお、この話は、オレが無能だから神戸大学卒業で「ごまかす」という観点とはちょっと違う。
優秀な方には学歴の泊漬け・権威は必要ないと思うかもしれませんが
優秀だとしても大卒は更に人生にプラスのバフをもたらし続けるというのが
僕の考えです。
堀江貴文さんでも東大を卒業していた方が「幸せ」だった
大学中退の成功者としてよく堀江貴文さんが引き合いに出されますが、
彼も東大を中退した事で「損」してるでしょう。
もちろん、東大を中退しようが卒業しようが評価が全く変わらない方もいる。
ただ、人の価値観には濃淡があって
学歴に対する評価が、東大を中退してても変わらない人の評価が100点として、東大を卒業しなかったことを評価しない人の評価を0点とします。
多くの人はこの0と100との間で堀江さんを評価し、そして、100点以外の人は中退したことで「威光」をその分減らしているんですよ。
平均してその数値がどの辺になるのかわかりませんが、彼は「損」をしてるんですよ。
誰であれ、大学を中退することはある程度の「損」を受け入れなければいけないし、逆に卒業できた人は「得」を得られる。
私が先程、自分が大学卒業した効用を断言しました。こういう仕組みを前提にしているからです。
世の中、100点の人(通信制大学卒業の人からしたら、通信制大学に通暁した人)とばっかり付き合っていけていけませんね。
特に堀江さんなんて日本で知らない人はいないんですから。多くの人にその学歴の効果を低めて示してしまっているので、彼は東大を中退して相当な「損」をしている。
直感的や説明だと、「堀江さん 東大中退」… より
「堀江さん 東大卒!✨」 のほうが
より「威光」や説得力を増し、彼の人生にとってもプラスであったことは、特に疑う人はほとんどいないと思います。
(ここでは学歴の効果の話で、東大卒業してたらlivedoorを設立しなかったとかそれは別の話ですよ)
(堀江さんはポジティブ人間によるポジティブ中退だし)
ねんのため
・通信制大学が通学制大学より劣っているというわけではない。
(‟学歴” の範囲の話にすぎない)
・通学ができない状態でも通学制を続けるべきという話でもない。
ただ──────────
学歴としての通信制大学卒業の現実(リアル)の認識は判断前に知っておくのが賢明でしょう。
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