mimic(AIイラストサービス)の否定はラッダイト運動(機械打ち壊し)に似ている

mimic(AIイラストサービス)

 

 

めうにんげんダイアリーへようこそ!

こんばんは!

 

 

mimicというサービスをTwitterで見つけた。

 

これは、AIがイラストレーター(絵師さん)絵を学習をして、その画風に沿った絵を生成できる技術を使えるサービスだ。

 

先に言っておくとオレはリバタリアンです。

自由主義者、自由至上主義者なので

自由を実現する側を基本的にポジティブとする立場です。

 

今回はその自由主義者の観点から、また

同じくAIと‟対局”した将棋の観点や

AIが絶対に真似できない領域(最後の女神のアイデンティティ)の観点、

19世紀に産業革命に対抗して機械を打ち壊したラッダイト運動とも絡めて

mimic・AIイラストサービス ‟絵”そのものの本質はどこにあるのか について

思うところを述べていきます。

 

では本題に移ろうかね。

 

 

 

オレは自由主義者です。なので、その立場からは

mimicは素晴らしく自由だという感想を持ちました。

ポジティブな思いを持ったわけですね。

 

この技術が発展し浸透していくことで、

これまで特別な才能と努力をつぎ込み得られた技能によってようやく描ける素晴らしい絵を

その才能・努力・絵を描く時間 をカットして描けるようになるだろう。

誰であっても!

 

これは自由だ・・・そう思った。

 

 

だって、絵師さんが描くような絵が欲しいなと思う方、絵への需要は巷(ちまた)にはたくさんあるけど

努力や才能、時間の関係で

それを為せなかった人が大半でしょう。

 

しかし、AIが発展することでそのギャップを埋められる。

絵を望む‟一般の”方々。彼らでも、AIを用いて絵を「創る」ことができる。

また一歩世界は自由主義者のものに近づいたことを感じ取った。

 

 

絵の本質は絵だと思う。

 

これはどういうことかというと、絵を作りたいから絵を描くのであって

絵の練習や、絵を描く過程は必要だから付随している作業にすぎないんだ。

 

いやぁわかってる。

もちろん、練習や、書く過程が楽しいと言う方も多くいて

それもまた「真理」であることは疑いようないでしょう。

 

ただ、それは絵師さんの話で

絵を描けない大多数の人を含めるとそうではないだろう。

絵を描きたい(過程をやりたい)というより、絵(結果)が欲しいんだ。

 

例えば、この世の全てのペンタブがセーブ(保存)出来なくなったとして、それでもセーブのできないペンタブに絵を描くか?ということを考えると

描く人は維持されるか減るかでいうと、減る方を支持します。

だから僕は絵の本質は過程描くことじゃなく、絵そのものだと思っております。

 

そのため、AIで絵を「創り出す」のは

技術や才能の前提を取り払うに加えて、

時間を圧縮でき、自由かつリーズナブル(合理的)な取り組みであると考えました。

 

 

しかし、絵師さんの立場からこのmimicに反発する声が多く聞かれた。

これはいけない。

ラッダイト運動の再来だ────────────そう思いました。

 

ラッダイト運動というのは、産業革命のころのイギリスで起こった機械打ち壊し運動のことで

産業革命で職を失った方々が機械に怒りをぶつけて

夜の工場で機械を壊して回ったのだ。

 

ラッダイト運動の結果、どういう社会がになったのは皆様が知っての通りだ。

 

オレはリバタリアン(自由主義者)なので、富の総量・平均を増大させた産業革命をポジティブに、ラッダイト運動をネガティブに見ている。

そして、AIは産業革命同様に、歴史的パラダイムシフト(枠組み転換)を促す技術革新だと思う。

 

話をmimic(AIイラストサービス)に戻そうか。

 

自由な技術の進歩・発展を

「特権」を守るために阻害する行為───────

これはまさにラッダイト運動だ。

 

オレはリバタリアンなので、一部の絵師さんには耳が痛い話で恐れ入りますが・・・

 

自由の敵には容赦なく相対し

自由の炎(フリーダムフレイム)で焼き尽くしたい

思います。

 

 

mimic(AIイラストサービス)に反対している絵師さんと、ラッダイト運動の担い手と共通している点があり

ある技術にオールインしたが、その技術が産業の枠組み自体のシフトにより不要になる(「特権」の喪失)危機感を抱いているという事だ。

 

 

オレは絵師さんというのは、その「技術」は凄まじいが

同じだけの「技術」と圧倒的速さ・安価さを持ったAIイラストサービスに代替されてしまい、絵師が淘汰される危機に、自身の立場を失う恐怖を感じているように見える。

 

 

 

絵というのはそもそも何でできているか。

ここではAIについて考えているので

絵=技術+「最後の女神のアイデンティティ」(AIには絶対に真似されない人間の領域)

で成り立つ、と定義しようか。

 

AI絵は技術のみです。

AI絵=技術

 

・・・・・・

 

たしかに人間が描いた絵には最後の女神のアイデンティティ(AIが絶対に真似できない人間の領域)が付与されている。

 

しかし────────────我々は誤解がったのかもしれない。

 

すなわち、絵というのは

 

 

 

 

 

 

 

実は「最後の女神のアイデンティティ」は小さく

「技術」の割合が多くを占めていたとしたら?

 

 

 

 

 

 

 

オレも昔は芸術は最後の女神のアイデンティティの領域だと思っていた。

人間の領域が確保されていることに、安心さえ覚えていたんだ。

 

しかし実際には

オレ達はAIの絵による大規模な萌えを観測した。(非公式サンズ)

萌えという「感動」はAIでも得られるんだ、と。

 

 

出典:https://twitter.com/illustmimic/status/1564081818441109505/photo/2

 

AIイラストサービスmimic、此ノ木よしる さん @y_konogi 

出典:https://twitter.com/illustmimic/status/1564081818441109505/photo/3

 

AIイラストサービスmimic、たんたんめん さん @km170

 

スクリーンショット 「AI 絵」

いきなりフルサイズで失礼。

 

↑Googleで「AI 絵」で画像検索するとこんな感じ

 

 

・・・

 

「萌え」(「感動」)だろ、「萌え」(「感動」)

 

 

 

いやマジで

 

「萌え」(「感動」)だろ普通に。

 

 

どうやら、芸術もまた技術、技能(の要素をふんだんに含んだもの)であり

絵師…芸術家もAIの前ではひとつの技術者らしい。

少なくともオレはそういう結論にたっした。

 

 

それゆえ、最後の女神のアイデンティティがないAI絵でも人々が絵に求めるものは満たすことが出来る、AIで代替可能だったのですね。

(あくまでも多くの絵を。人間の絵の役割は残るだろう。後述します)

 

 

AIというのは今述べたように、最後の女神のアイデンティティが全くなく「技術」しかない。

 

そんなAIの絵(「技術」の塊)に恐怖を抱いているんだから

技術の優位性を失うことで、立場を危うくされ機会を壊していたラッダイトとかなり似ていると思いました。

 

しかしAI絵及び産業革命の社会的望ましさ(社会全体の幸福の総量が増える)は最初の方で述べた通りですので

言っちゃ悪いですが、どちらも本質は自分自身(手工業者・絵師)の立場を守る戦いなんですよね。

 

 

しかしオレの考えは

そこまでAIは怖くない、AIは絵師さんに限らず世の全員が影響を受け入れるべし(古語のべし)なので大丈夫

ということです。

 

 

反対している人の気持ちはわかります。

ですが絵師という立場はもう否応なしに変革が求められる流れが存在します。

ラッダイトが機械を破壊するか、都市に出て工員になるかの二択しかなかったように。

AIによる新しい産業革命の波,情報化社会の次のSociry 5.0が迫ってきていることによって。

 

mimic(AIイラストレーター)はその変革を促す機会を与えたのだと思います。

言うなら黒船さ。

 

 

唐突ですまないが、オレは将棋が好きだ。

 

将棋のプロ棋士もAIに対する新たな立ち位置を模索して、結果

「技術」ではAIに敵わないが「最後の女神のアイデンティティ」で今もバッチリ生き残っているんですね。

 

プロ同士の対局はAIの対局より

圧倒的に面白く

それゆえ好まれている。

 

絵師も目指すのはそういう方向性で在るべきで、ラッダイト運動に向かってはいけない。私はそう思います

 

AIイラストサービスが発展しても

絵師、いや

イラストを描ける人間は優れた絵を描ける、というのは一つの「アイデンティティ」として残ります。

 

それに、職業として需要が減少しても人間が描いた絵に需要は残るとオレは予想してる。

紙の辞書は嗜好品としての扱いが残っているように。

 

それは、やっぱり

人間が書いた絵には最後の女神のアイデンティティがあるからだ。

そう最後の女神のアイデンティティ。AIで代替されない絵は、最後の女神のアイデンティティの‟濃度”の高い絵でしょうよ。

 

将棋でも「人間的に勝ちやすい」という概念があり、AIの評価値は人間の勝率に単純に直結しない。

AIは綱渡りのような手順でも「見えている」から評価値9999とかになりますが、

人間では全く見えないーーー!という局面もよくあるのだ。

 

また、人間を惑わす手順や…

評価値2番手3番手の手を指して、相手の研究(局面での手順を事前に調べておく)を封じていくこともよく行われる。

 

イラストレーターの客はAIではなく人間だ。

だから技術ではなく最後の女神のアイデンティティで勝負する方が、絵師として生き残れる確率が高まると思います。

 

一例としては、AIのパーソナリティとその人のパーソナリティははっきり違う。(パーソナリティはAIに対抗する重要な手段でしょう/というかAIにパーソナリティは無い)

 

その人が描いた、という要素は最後の女神のアイデンティティに含まれる典型────────────!

ヒトラーの手垢が残った絵が高値で取引されている例が典型ですね。

だから、人間の絵が全滅はしないのは間違いない。

 

 

かく言う僕も今は絵をかけないが、就職活動が落ち着き次第

AIイラストが凄まじく進歩していても絵を描き始めようと思っている。友達からペンタブも借りている。

‟極める”まではいかず、‟描ける”が目標ではありますが(そもそもキング・オブ・ブキヨーなオレでは‟極め”られない😶)

 

これは

  1. 自分の「アイデンティティ」に‟絵”を追加するため
  2. 自分の味(最後の女神のアイデンティティ)を出した絵を描くため

だ👼

 

 

 

そろそろまとめに入ろうか?

 

 

・・・・・・

 

穀物法だって奴隷制だって廃止された。

当時の自由主義者が戦って廃止させたのだ。

 

mimicを廃止しても自由主義なAI研究者による開発は止まらないし、止めるべきではない。

なお、TwitterではAI学習禁止というワードを注意書きに含めるべき、という話がありましたが

あんまり意味は無いと思います。

 

将棋界では最初はプロの棋譜から将棋を学んでいたが、

次第にAI同士で対局して勝手にAIで将棋を深めていくようになったんですよ。

つまり、人間が作ったはずの将棋AIはいつしか人間の手を離れたのだよ。

 

だからいつか、AIも人間の絵を参考にすることになく、勝手に進歩し

場面に応じて最適な絵を提供するようになるだろう。

その日は近いだろう。囲碁は組み合わせが複雑だから強くなるのに時間がかかると言われていたが、あっという間に人間が勝てなくなってしまった。

 

だから必要なのは技術の発展を止めるのではなく、まずは新しいパラダイ厶(枠組み)を受け入れ

それを前提にして立ち回りを再構築することですね。

 

ぼくが今就職活動で目指している業界でも似たようなのが出てきて、なんかよく知らないけどばーーーっと作れちゃうみたいなんですよ。プログラム🙂

人間がちまちまコーディングする時代はもう終わるんでしょうね。

 

だからぼくの「技術」者としての「特権」はあと数年の命かもしれません。

でも数年間でも働ければいいし、新しいパラダイ厶が出るまでは既存の技術でちまちまやり、新しいパラダイムは受け入れたいと思います。また、出口も考えています。

 

・・・・・・

 

大丈夫だ

 

「絵」がコモディティ(ありふれたもの)になっても

「絵が描ける人」のアイデンティティと

「その人が描いた絵」(実績)は

失われない。

 

 

AIイラストが発展しても、その方の才能や経歴は全く奪われない

刃牙道の本部以蔵みたいなものです。

趣味でかけることも変わりはないし────────────

だから、絵で生計を立てている人いがいの実質的な影響はほとんど薄いのかなという気もします。

 

 

もちろんAIは人間のしもべであるべきだし、生存は全く脅かされはしない。

 

 

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・・・・・・

 

 

 

今日の授業は終わり!

また来てね!

 

 

 

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