ドイツ語圏の国とドイツ語が通じる国を調べた

Where is German-speak world?

おはようございます!めうにんげんです。

 

神聖ローマ帝国やハプスブルク帝国はなくなった。

現在ドイツ語はヨーロッパでどの程度通用しているのか?

気になったので、ドイツ語の分布について調べました!

結論

Knowledge_of_German_EU_map

EU加盟国(+トルコ、イギリス、ボスニア)のドイツ語の理解率

参考 Knowledge of German.WIKIMEDIA

 

早くも終わってしまった(それにしても、なんて見やすい図だ)

 

 

 

以下、国ごとに少し所見を書きます。

 

ドイツ語が公用語として使用されている国

まずはドイツ語が公用語として使用されている国について。

 

EU(ヨーロッパ連合)

EU域内の5人に1人が母語(第一言語)としてドイツ語を話します。

母語がドイツ語の人はEUにて最大。

(英語が母語の人はアイルランドくらいにしかいない)

 

ドイツ

ドイツ国民の1割くらいはドイツ語が母語ではない。(移民国家だからね)

ただし移民でもドイツ語を大体話す。

「帰ってきたヒトラー」でもトルコ人?のおばさんが片言のドイツ語でヒトラーと話す場面がありました。

 

オーストリア

オーストリアの公用語もドイツ語です。

 

スイス

スイスは公用語は驚くな、4つあるんだ。(ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語)中でもドイツ語は最も話されています。

 

スイスドイツ語(方言)が日常的に話されていて、標準ドイツ語は書き言葉扱いらしい。

 

リヒテンシュタイン

ミニ国家のリヒテンシュタインでもドイツ語が話されている。

 

ルクセンブルク

ルクセンブルクではルクセンブルク語・フランス語・ドイツ語が公用語です。

 

ルクセンブルク語はドイツ語の一方言と考えられているが、独立した言語の扱いだ。ルクセンブルクはドイツと距離を置きたがっているフシがある。二度の世界大戦ではドイツに踏みにじられた。

 

ベルギー

第一次世界大戦の結果ドイツから得た領土にドイツ人が住んでいる。

ドイツ語はれきとしたベルギーの公用語の一つであるが、母語にしている人はほとんどいない。しかし話せる人は多い。

 

イタリア(南チロル地方)

南チロル地方ではほとんどの住民がドイツ語話者で、かつてはイタリアからの分離・オーストリアとの合併を目指すテロリストもいた。

 

ポーランド(シュレジエン地方など)

第二次世界大戦後ドイツ人は現在のポーランドの領域からほとんど追放されたが、かつてのシュレジエン地方には今でもドイツ人が若干住んでいて、一部では公用語にもなっている。

 

歴史的に今のポーランドの領域はドイツ人が長い間住んでいた地域が多い(シュレジエン、東プロイセンなど)。

ポーランドとドイツの間には色々あったが、ドイツは周辺で一番の大国だ。

 

ドイツ語が公用語ではない国(ヨーロッパ)

ヨーロッパの中で、ドイツ語が公用語でない国の中のいくつかについて。

 

スロベニア

 

スロベニアにドイツ人はほとんどいないが、上の地図で見る限り国民の半分以上がドイツ語を理解しているみたいですね。

 

 

何でだろう?

 

スロベニアって名前、ユーゴスラビアが崩壊するまで全然世界史で出てきた記憶がない。

オーストリア(ハプスブルク家)の支配下に置かれていた時代が長すぎて、もはやドイツ人やドイツ語の存在は簡単には変わらないde facto(事実上)だったのかもしれない。

また、第二次世界大戦によるドイツへのマイナスイメージもあまりないのかもしれない。スロベニアが隣接しているのがドイツではなくオーストリアだから。

 

 

クロアチア

クロアチアも結構高い。

 

オランダ

 

オランダ人は英語理解率が非常に高い。(国民の9割が英語を話すことができる)

更にドイツ語の理解率も高いようだ。

 

これは地図を見れば納得ですね。ドイツの他は、公用語オランダ語のベルギーのフランデレン地域としか国境接してないですからね。

 

デンマーク

デンマークもドイツ語の理解率は非常に高い。ドイツとしか国境線がないことが大きいだろう(ただしデンマークの首都はシュラン島にある)。

 

第二次世界大戦でもデンマークが戦場になった期間はわずかだった。戦争についてのデンマーク人のドイツへの悪感情は相対的に少ないのかもしれない。

「ヒトラーの忘れもの」という第二次世界大戦のデンマークを扱った映画ではドイツ人もデンマーク人も大体デンマーク語ではなくドイツ語で会話していた気がする。

 

スロバキア

かつてのチェコスロバキアの片割れ。チェコの方がドイツと隣接しているのに、スロバキアの方がドイツ語を理解する人が多い。

チェコはドイツに支配されて、スロバキアはオーストリア(ハンガリー)に支配されてきた歴史から来る感情かと予測したんですが全然関係ないかもしれません。

 

エストニア

エストニアがバルト三国で一番ドイツから離れているのにドイツ語の理解率が高い。

うーん…🤔

 

フランス

ドイツとフランスが何度も領有を争ったアルザス・ロレーヌ地方(ドイツ語:エルザス・ロートリンゲン)のいくつかの地域でアルザス語(ドイツ語の一方言)が話されています。

しかしアルザス・ロレーヌではアルザス語は公的な地位は無い。また、フランス語教育の浸透からアルザス語は世代を下るごとに薄れてしまっている。(「最後の授業」の逆)

 

フランスはアルザス語やオック語などの地方言語の優遇は積極的ではない。

フランス人はフランス語を誇りに思っていますからね。

 

イギリス

ドイツ語と英語は大元は一緒で、2つの言語も似ていると言われる。

しかし、イギリス人はあまりドイツ語を解しません。

 

アメリカ大陸

アメリカ合衆国

かつてドイツ語は英語に次ぐ地位があったが、2つの大戦がそれを崩してしまった。

ブラジル

いくつかの自治体で公用語として使用されている。

 

アジア・アフリカ

日本

日本に住むドイツ国籍者はおよそ3000人。

ドイツ語を流ちょうに操る日本人がどの程度いるのか、調べた結果、わかりませんでした。すみません、ドイツ語検定の合格者からして多くて10000人くらいかなと思うんですが。

 

日本では第二外国語教育で最もメジャーなのがドイツ語 なので、簡単な会話くらいができる人なら百万単位でいるかもしれません。

 

参考 年度別結果比較独検 ドイツ語技能検定試験

ナミビア

ドイツの植民地政策はどこも短命だったが、その中でナミビアが一番「ドイツ」が定着した。人口が少なくて統治しやすかったからから?(現在でもナミビアの人口はわずか200万人)

 

ナミビアの公用語は英語だが、今でもドイツ系住民が暮らしていて彼らはドイツ語を話す。

ドイツ語が公用語だった時期もあった。(6年だけ)

現在では国語(少数言語)の1つとして認定されている。

 

パプアニューギニア

ビスマルク諸島、ヴィルヘルム山などドイツ植民地時代の地名が若干残っている。

 

おわりに

 

ドイツ語は現在でもヨーロッパで広く通用しています。

 

ドイツが経済大国であること。中央ヨーロッパに位置する立地が大きいのでしょう。

ドイツ語の需要はもっと上がっていくと思います。イギリスのEU離脱により、ますますEUを主導するドイツの存在感が大きくなるでしょう。英仏でもドイツ語を学ぶ人が増える気がします。

 

 

あとは外国語教育で日本と海外の差を感じました。

日本では隣の韓国語を流暢に話せる人は1%もいないでしょうね。かといって英語を流暢に話せる人も10%もいないと思います。多言語は日本の歴史文化になかったから仕方ないですけど。これから慣らしていきましょう。

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