2023年9月、わずか1日の戦闘ののち
アルツァフ(ナゴルノ・カラバフ)は崩壊し、住民のアルメニア人のほぼ全員がアルメニア本国へエクソダス(脱出)していった。また、彼らの指導者ら300人ほどがアゼルバイジャンにより国際指名手配され、何人かは既にアゼルバイジャンにつかまったという。
アルメニアには自業自得なところが多分にあると思う。力で奪ったものは力で奪い返されても文句は言えない、そうオレは考えるからだ🥲
ウクライナの戦争がいったん下火になり、ドンバスやクリミア半島におけるロシアの統治が30年続いた世界で
ようやくロシアの統治を撤去できそうになったからウクライナがロシア人を放逐したとして
その時、ウクライナは”力による現状変更”をやったと非難されるべきなんですかね?
先月の振り返り記事で私はそんなことを書いたんですが
とはいえ、やっぱり
アルメニアは同情するに値しますよ😥
トルコ人にジェノサイドされて100万人が亡くなったのに、それをトルコ人は反省しないどころかさらに現代、アルメニア人に追撃さえ食らわせてくる
こんな不正があっていいのか?
ロシアとトルコという大国に翻弄されて狭い地域に押し込められ、海を持てず周りは敵だらけ
首都エレバンでは毎日民族の象徴のアララト山がトルコ領であることをわからせられる
(セーブル条約の国境線でアルメニアが建国されなかったことは非常に残念なことだ😰)
ナゴルノ・カラバフはアルメニア人が多数派だったのにアゼルバイジャンソビエト社会主義共和国の所属にさせられるし
そして2023年、ナゴルノ・カラバフにおける伝統的なアルメニア人のコミュニティーは敗戦によりおそらく一掃される😿
アララト山を含む西アルメニアの回復といったアルメニアの「夢」は、それ以前のナゴルノ・カラバフが崩壊したことにより
もう歴史に出てくることはないでしょう
100年前、東ローマ帝国を復活させようという「夢」を持ってトルコに挑んだギリシャのように────────
それに、国が崩壊する時に、最後にアルツァフの故郷の様子を涙を流しながら映しているアルメニア人女性の動画や
アゼルバイジャン人がアルメニア人の空き家を略奪し飾ってあった写真を床にたたきつけている動画、国旗を損壊し破り捨てる動画を見て
ナゴルノカラバフ(アルツァフ)の住民はほとんど昔から住んでいて多数派のアルメニア系住民だ。それが崩壊してしまった。おそらく戻ることはないだろう
我が国で言えば南樺太の崩壊のようなものだ。あそこは戦前まで住民はほぼ日本人だったが全ては喪われた
まあでも、かつてドイツもアルメニアのように、
第二次世界大戦後に東ヨーロッパから一掃された。すさまじい悲劇と負の感情がドイツにはあっただろう。
しかし、ドイツ人はポーランドやフランスから領土を取り返すのをぐっとこらえ、今度は軍事ではなくて経済での戦いを目指したために、
ヨーロッパに平穏が訪れたのだ。
このアルメニアの不幸は、コーカサスの平穏のために必要な犠牲だったのかもしれない。チャーチルも我々が検討した中で最良の解決策は終わりのないトラブルの元の民族混住を止めることであると言っていたらしいし、そうだと思いたい
敗者にムチを打つべきではない。
カツドンチャンネル(Youtuber)
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だいぶ溜まってんじゃんアゼルバイジャン(ナゴルノカラバフについて)