【精神】発達障害(ADHD)僕の考え・向き合い方

 

めうにんげん

力が欲しい。

 

この記事の目的

 

  • 1:僕が発達障害である事実を明らかにすること。
  • 2:発達障害について思っていることを話すこと。

 

 

僕は発達障害です。(目的1、終わり)

 

 

昨年の終わりくらいから「正しい」人間(社会不適合者でない人のこと)を目指すため自分が発達障害であることをインターネットでも悟られないようして来たのですが、それに違和感を感じた。

考えをはっきり述べます。

 

めうにんげん・精神

僕は発達障害です。

 

5歳の頃東京都北区にある「発達協会 王子クリニック」で診察を受けました。幼稚園での行動が異質すぎたらしい。

 

診断書「ADHD。自閉スペクトラムの要素もある」

 

Twitterのプロフィール蘭風に言えば、「ADHD寄りですがアスペの要素もあります」でしょうよ。精神障害者手帳も持ってます。

 

発達障害をどう思う?

生まれつきの脳の特性。ハンデ。

 

発達障害だからどうして欲しいの?

どうして欲しいわけではない。ただ発達障害の事実をネットでさえ隠すことに違和感を感じた。

 

発達障害者には‟努力”が要る

発達障害者への配慮は限界がありますね。

特性を理解した上で、発達障害者たちはそれをカバーする(これを‟努力”とでも呼ぶ)必要がありますね。

 

僕は発達障害が‟配慮”を求める考えを好まない

遅刻はするし期限は守れない。非言語コミュニケーションが苦手。決まりきった作業以外への対応が不器用過ぎる。

生き辛さを抱えるのは否定しようもない。発達障害はハンデだ。

ただ生き辛さを抱えない人がどれだけいようか?

 

皆多かれ少なかれ生き辛さを抱えて生きている。精神科の先生にも言われた。

この考えに発達の人は怒りを覚えるかもしれない。僕もかつてはそうだったが、今ではこの考えは真理寄りだと思う。

 

 

身体の健康さ。知能の高さ。精神疾患。世の中、生まれつき能力値の配られ方は不平等だ。発達障害だけ特別視し得ないんだ。

発達障害者は生まれつき努力を強いられて不憫な所があるが、思い描く自分との差を埋めるにはいわゆる定型発達の人であろうと“努力”が必要だ。

 

極端な「自己責任論」を言うつもりは無いが、ADHDだから無限に責任から解放される?そんなのはない!

何を‟努力”すればいいの?

臨床心理士の先生のいる精神科で知能検査や性格検査を受けてみよう。

そうすれば先生がレポートを書いてくれる。自分の苦手とするところが見えてくる。

見えてきた苦手をカバーしていく手段も先生が指し示してくれるはず。それを自分なりに落とし込んで実行しよう。(これが発達障害者に必要な‟努力”

 

発達障害はちょっと違うだけ

「極端」なんですよね。発達障害であるから人生終わりで何もかもうまくいかないわけじゃない。ただ、完全に‟定型発達”というわけでもない。

 

‟定型発達”の人とちょっと違うだけ。僕は‟個性”だと思ってる。

そう個性。「ブラックジャックによろしく」という漫画で「障害は個性です」というテーマの話があった。

障害が個性か。これは単純な問題じゃない(どちらも極端)が、個性寄りで僕は僕の発達障害を意味づけをする。

 

 

現実世界では話さない

現実では自分が発達障害であることを今後も話さない。

 

  • いきなり発達障害だと話すことは変。
  • 一方的な配慮を求める姿勢を初手で見せるのはよくない。配慮は貢献とトレードオフの関係にある。
  • 現実世界での人との出会いは数少ない。わざわざ最初から‟弱み”を見せに行くようなことをする必要はない。

 

精神障害者手帳についての考え

昔は手帳は「正しくなさ」(社会不適合者)の象徴なのでいつかは返納するという考えがありました。

今はわからない。「正しさ」よりも大事なのは「強い」かどうかだと思う。AbemaTVでよく政治を語ってる金髪政治評論家の某氏も障害者手帳を持っているらしいですし

 

ちなみに精神障害者手帳で得られるメリットは額にして10万円行かないです。(ただし定型発達の人が享受できない利益に乗れるお得感は額以上に大きいところがあり、「ADHDの人」に多く欠けている自己肯定に役立つと思う)

 

その他

・一時期僕も人生をADHDのせいにしていた。昔のブログ記事でそういう記述があるかもしれません。

 

・アドラー心理学の考え方が発達障害者に必要だと思う。

 

・ADHDが特別不幸せだと思わない。「ADHDの人」に必要なのは今の自分を肯定することだ。

 

6 COMMENTS

みちゅく!

すごく勉強になりました✨発達障害について改めて考えるきっかけになりそうです。めうさん、いつもありがとう✨

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めうにんげん

>みちゅくさん

本当ですか!
嬉しいです!
ありがとうございます!

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kohei

こんばんは koheiです。
今週の月曜から勤務が始まり、1周間が経過しました。

自分もADHD保持者として気になるエントリでした。多少しんどくても今日出来ることは今日のうちにやる、という考えを常に持つことを、無意識ではなく、意識するようにしてます。先延ばしにすると次の日には何もしないんですよね〜。それで期限内にレポート出せなかったりとか…

業務内容は自分が好きなことにしてます。仕事は仕事と割り切って、みたいな考え方が凄く苦手なんですよね。嫌ならやらないという方向に思考が動きやすいからです。

後は仕事とかで失敗した時は、内容を明確にし、その原因を追及して、反省して、改善策を考える。現に木曜日失敗しましたし
気持ちを引き摺るという発想そのものを持たないこと、です。

ADHD保有者として、興味深いエントリだったので、持論を残しました。めうさんの言う医療機関の方々にフィードバックを頂いて、短所を克服する努力、というのもまた一つの方法ですしね。

興味深いエントリありがとうございます。
ADHD保持者として、他に何か心掛けてることとかはありますか?

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めうにんげん

>koheiさん

お仕事お疲れ様です。まだ慣れない環境で色々大変なことかと思います。

気を付けていることですか。koheiさんも言及されていますが極力先延ばしをしないことは大切ですね。
「マンガで分かる心療内科」によれば、ADHDはレーシングカー。起動に時間がかかります。
また、先延ばしすると「リズム」が崩れるんですよね。「多動力」という本で堀江貴文さんも行っていましたが、できる人は物事が渋滞しない仕組みを作れているんですよね。
我々ADHDは特に人一倍「リズム」に気を配る必要があると思っています。

コメントをありがとうございます。

めうにんげん

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変わり者

はじめまして。興味深い記事だったので書き込みさせて頂きます。
私は学生時代には生きづらさと自己不全感に苛まれて大変でした。
いろんな社会的義務を放逐し(というかできない)、ゴミ屋敷のような部屋でニーチェやウィトゲンシュタインの困難多き人生に自分を重ね合わせたりして熱くなったり絶望したりしてました(笑) 病院に行ったことはありませんが、私はADHDです。
社会に出てからも大変でしたが、10年以上かけて適応しました。
最低限のことは先延ばしにしないとか、できないことはさっさと人に頼るとか最初から断るとか、恥かく中で行動は変わっていきました。
社会人になって20年くらい経ちますが、どうやら大丈夫のようです。

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めうにんげん

>変わり者さん

初めまして。

それまでの人生は困難を抱えていたにもかかわらず
現在では立派に社会人を続けられていること
すごいことだと思います!

コメントをありがとうございます。

めうにんげん

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