パレスチナ問題について思ったこと(2023年10月24日)

 

ハマス

 

ハマスくんさぁ😠

 

 

ハマスに襲われた方々は先進国の楽園に住んでいたはずが、一瞬にしてソドムの市にワープさせられてしまった。地獄の苦しみを理不尽にぶつけられた方々、そのご家族・ご友人。その心中は察するに余りある。

ハマス(パレスチナのイスラム聖戦士たち)たちは暴虐の限りを尽くした。彼らの暴挙は、戦後にイスラエル中からアラブ住民が追放されても仕方ないくらいだろう😾

 

やはり民族の混住はトラブルになるんですよ

ドイツでもナゴルノ・カラバフでもそう

 

・・・・・・

 

といった感想を最初は

持った────────────

 

パレスチナ

 

しかし時間が経つと、

パレスチナってアルメニア(※)並みに不憫な国だよね、っていう思いが強くなってきた

 

※詳しくは記事最後の「アルメニアってかわいそうな国だよね😥(アルツァフ共和国の解体に寄せて)」を見てね!

 

唯一心から味方してくれるのは同胞のアラブ諸国だ が、彼らにしたって今や口だけでだーれも一緒に戦っちゃくれない

それどころかイスラエル寄りになりだす国まで現れる始末

あとは…西側諸国の価値観からはかけ離れたいくつかの国にイデオロギー的に支持されているだけ

 

アラブ人は聖書でイシュマエルの子孫と定められた頃から

嫌われ者という運命が決定ってしまっているかのようだ

 

嫌われているからかえって嫌われるような行動をしてしまう

一時期のオレを見ているみたいた

 

 

イスラエルとパレスチナ問題は某大戦のように善悪がはっきり分かれている問題ではない。

まず、今からイスラエル国家が亡くなるべきとは全く思わない。中東戦争で何度も敗北しているので、その結果はアラブ側は受け入れるほかないだろう。我が国やドイツが敗北で様々な領土の脱落を受け入れたのと同様だ。戦争に負けるというのはそういうことだ。

 

それにイスラエルの方が明らかに政治システムは成熟し経済は安定し発展し、LGBTの権利もアラブとは比べ物にならない。

アラブ諸国からユダヤ人が財産を全部奪われ叩き出されシナゴークが破壊される中、イスラエルでは人口20%ものアラブ人が国の繁栄を二等市民ながらも享受し数を増やしている。

ガザ地区やヨルダン川西岸の問題も、アラブがユダヤ人にやったように完全に一掃すれば問題は起きなかったともいえるのだ (しかし、ユダヤ人はそこまではしなかった)

 

イスラム教の価値観だって、われわれの価値観とは

弱者男性の価値観と港区女子の価値観くらいかけ離れている。

正直、別々の世界を生きるのが”今は”お互いの最善手に見える。(これは「善悪」の話ではない)

 

しかしとにかく、パレスチナ問題は単純ではない。

 

どっちかというと、現代ではイスラエルが突っ張りすぎている。

アラブの心情をあまりにも無視しすぎだろうよ。

 

パレスチナは国際社会から見捨てられてイスラエルからはこいつらには何やってもいいやって扱われて

反攻しても毎回10倍くらいの屍を築かれる。

細切れにされたヨルダン川西岸地区も、ガザ地区も、

パレスチナ人に対するゲットーじみている。

 

ハマスは完全ではないにせよ、パレスチナ人に支持をされているところがある。

それはパレスチナ人が宗教的信念に基づいて執拗なのではなく

イスラエル人が現在進行形で彼らの恨みを買っているから。イスラエルがいじめている側なのだ。

もちろん虐殺行為はNOだが、パレスチナ人が怒るのも十分にリーズナブル(道理がある)。

 

しかし、イスラエルもこれだけ人を殺されて暴れられて、そのまま矛を収めるのは難しいだろう。

イスラエルは反撃し、ガザ地区でまた多くの人が苦しみ、命を落とすだろう。

手塚治虫先生の『ブッダ』で、釈迦に帰依したルリ王子だが、

ルリ王子に反乱を起こした釈迦族に対し、結局は国のリーダーとしての立場から苦悩を抱えながらも滅ぼしてしまう。

仏陀も「そういう運命なのでしょう」と苦渋しながらも、彼を責めはしなかった。

なんかそういう気持ちになってきます。

 

 

でも、ガザを制圧したからなんだってかんじですね。

いずれイスラエル軍は撤退せざるを得ない

駐留し続けたらイラク戦争みたいになるだけ

この戦争はどこが落とし所になるんかいね

 

 

 

この問題はどっちが善でどっちが悪かをはっきりさせるには絡まりすぎた。

 

悪いロシアやイランが支援しているから悪、正義のアメリカが支援しているから善

とかそういう話では全く無いし

 

ハマスの「擁護」が完全に不可能なテロ、ガザ空爆、侵攻準備中にイスラエルの悪業が掘り起こされる、病院爆破

双方が一手指すごとに景色も変わる

 

教訓

 

わかりやすい正義はなく、それぞれの正義が複雑に矛盾している。

これはこの世のたいていの事に言えるでしょうよ。はっきり悪だと言える人間をオレは3人しか知らない。

パレスチナ問題を見るとそのことを思い起こさせてくれる。

 

解決には

 

まー個人的には、イスラエルが妥協して二国家解決(イスラエルパレスチナの両国家を認める)しかないって思います。

現状、イスラエルは勝ちすぎなんですよね。

 

アラブ平和イニシアチブ、というのが2007年にアラブ諸国の間で採択された。これは、1967年前に勃発した第三次中東戦争の直前の国境線で、イスラエルとパレスチナの2国家を作り共存するというプランだ

イスラエルはガザ地区と東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区を手放し、それらでパレスチナ国を建国する。また、ゴラン高原をシリアに返還する。

代わりにアラブ諸国はイスラエルを承認し、国交を結ぶというもの。

 

とても現実的で双方に受け入れられる解決策だと思いますね。イスラエルという現実はもはや覆しがたいので、西岸とガザ地区以外はもうイスラエルのものでいいと、アラブ諸国は事実上認めたことになる。これは結構な譲歩と言えるでしょうよ。

 

イスラエル政府は近年右傾化し突っ張るようになってしまった、しかし勝ちすぎだし恨みも買いすぎなんね

 

今はよくても、イスラエルは国土は狭く人口も少ない

 

いつかアメリカがイスラエルから手を引いたら?

いつかエジプトやヨルダンやレバノンが力をつけたら?

 

今、二国家解決した方が優しい世界だと思うんですよ。アルメニアのように破滅する未来が無いとは保証できない。

 

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