「AI絵師」がトレンドに上がっていた。絵師さんが「AI絵師」をくさす意見やまんがを表明していて、同調する人も多くげんなりした。(前にAIは絵ではなく確定申告AIを作れというツイートがバズっていた時も同様にげんなりしました)
しかし、”絵”のエッセンスは手段・技術(絵を描くこと自体)なのでしょうか。そうではない。
結果(絵)の方でしょうよ。
とりわけ「商売」においては。
人間が描く絵にはAIを使用した絵よりも多大な努力と苦労を要する。
しかし、絵を「作る」人が絵師なんだから、本質的には手段がアナログだろうがデジタルだろうがAIだろうがぶれていない。
努力や苦労は本質なのですか?TwitterではAI絵師に対して、カップラーメンにお湯を入れるだけのやつをラーメン職人とは呼びたくない、クリスタを扱う技術はAIを扱う技術より上なのよといった言説がありましたが
うまけりゃどっちでもいいです。将来フリーズドライ技術がものすごく進歩して、お湯で戻すだけで有名店と全く同じものが出せたとして、それでもAI絵師に反発している方々は店舗に通い続けてくれますか?
”お絵描き”における「情緒」を全く否定するわけではありません。
絵もラーメンもエッセンスは「情緒」ではなく”結果”だというのは、「商売」の観点で際立つ話ですね。「商売」を抜きにした「絵師」という”地位”は長く残るかもしれない。というか「商売」ではない“お絵描き”はほとんど変わらず残るはずです。
例えばピアノだって「商売」ではなく趣味で演奏している人は大勢いるし、データを打ち込んで再現もできるが、一握りのプロのピアニストの演奏も「商売」としてもしっかりとした需要があるわけですよ。
絵って「センス」がいるじゃないですか。
それがなくても絵を創り出せる───────そちらの方がより自由で器量の大きい世界だと思うんですよ。AIとAI絵師の存在認めて、共存しながら非AIで絵を創りたい人は作っていく方が“健全”だと思います。AIとAI絵師の存在を認めた上で、人間の味でAIには負けないぞと、そういう選択を選択ぶ方が”健全”だとおいら思うんですよ。
嫌でもそうならざるを得ないでしょう。19世紀のイギリスで機械の導入に抵抗したラッダイト運動が失敗に終わったように。
まとめると
AI絵師は「絵師」ではないという主張は、「情緒」としては理解はしますがエッセンスは「AI絵師」も「絵師」も同一だし、
人々のショックも収まり、AI絵は徐々に世界の一部として受け入れられていく。
AI絵は今後は少なくとも別ジャンルとして確立・拡大していくだろう。
そして────────────
AIは圧倒的に便利すぎて、それを一切なしで今の環境で戦う不便さやその必然性はどこにあるか?現在の絵師は直面する。
少しくらいAIを浸かってもいいか、それはどこまで許されるか、もう全部AIでよくない・・・?
といった迷いや誘引に対して・・・
100%クリスタでやるリーズナブルな理由が確立されない限り
そのうち絵師もAIを使いだして、AI絵師と絵師の垣根は自然にあいまいになるんじゃないかな?
もくじ
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今日の授業は終わり。
また来てね。
←そうかなぁ?「絵師」でいいんじゃないですか←そうかなぁ?「絵師」じゃなくていいんじゃないですか?逆に何でそこまで「絵師」である事に拘るんです?w
あなたはもう自分で答えを知っているでしょう。
描いてないのに絵師とは
絵師かどうかの本質は手段なんですかね?
めうにんげん様こんにちは。
今はまだAI成果物は実用に足る水準に達していませんが、今後レイヤー分け、画質の粗さ、リテイクの問題、これらが完全に克服されたその時
人間の絵描きにどれだけの価値が残るのかは個人的にも興味深い問題であります。
>匿名さん
こんにちは!
絵に対する需要の変化に伴い、人間の絵描きの持つ生産者や「タレント」としての需要はどうなるか。
とても興味を持っている問題でして、この記事で取り上げた次第です。
コメントありがとうございます。
めうカス
横からすみません。ちょっと心配になったので…この匿名の人、めうさんのアンチですか?
>そうさん
AI絵師に意見を書いてくれたってだけでそうではないですよー
めうカス
それならよかったです!
自分で描いてないし絵師とはちょっと違うかなあ。何か別の言い方があるといいね(^^)
便宜上、‟AIイラストクリエイター”とかにして‟絵師”を使用しない方が反発は多少は減りそうですかね( ; ˘-ω-)
通りすがり興味深い記事を見つけたので。
絵師では絶対にないと断言できるね。ワンクリックで生成してる物を絵師とは言えないと思う。100歩譲ってAIで生成した物を、必ず筆を取って、自分で、手直しして完成させるなら名乗って良いと思いますわ。
絵師とはその人だけの絵柄があって、それに対して賞賛やお金を払いたいって感情が湧く単語だから。
イラストプロンプターとか名乗るのならまだ良いけど。
コメントありがとうございます。絵師の本質は手段なのですね。AI絵師と言う表現が不正確ではあると思います。
AIイラストプロンプターと改名すれば反発や混乱を抑えられそうですね。
この記事書いた人はカップラーメンにお湯を入れるとき、俺ラーメン職人じゃん!って思うってことですか?
今はカップ麺と店のラーメンに壁がありますね。けど、仮にお湯注いで3分待てばラーメン屋と変わらないものが出せる世界を想定してみると
その世界ではラーメン職人っていう概念自体が意味を失ってそうな気はします。
本質は手段(伝統的な手順でラーメンを作る)なんでしょうかね?
逆に伺いたいんですけど料理に味の素やめんつゆは「邪道」だと思うタイプですか?
「ラーメン職人」で例えるなら、化学調味料を使用した資本系の家系ラーメンはダメで「ラーメン職人」が作る吉村家系列こそ至高という考えをお持ちですか?線引きがあるならどこからがアウトなのかも教えてください!
日清麺職人ってカップ麺あるんですけど改名するべきですか???
まあただ、AI絵師と言う言葉は誤解を呼びますね。メロンとメロンパン、JavaとJavaScript的なところはありますかね
絵がうまけりゃAIだろうがなんでもいいとかじゃないです。なにも描けないくせに上手い絵をAIに作って貰ってあたかも自分が描きました面してる人がいるのが問題なんですよ。拾ってきた誰かが描いた絵を少し加工して自分の描いた絵としてSNSに投稿する人たちと同じで行為自体凄く嫌な印象を抱くんです。
仕事で使ったり、AIで作った需要のある絵をSNSにあげること等は気にしません。でもAI絵は簡単に作れてしまう上過去の絵を参考に生成されているものであり無個性です。そんな絵が絵を投稿するサイトに蔓延すると皆が描いた絵を楽しむ場が荒れてしまうんです。なので絵を描く人を指す絵師を名乗るのは辞めて欲しいと思うのが本音です。
>匿名
絵師の側によるAI絵師の「態度」が気にくわないという反発は認識してます。「理解」できる点も多い。
AIイラストを作る過程が呼び名に合ってないという批判であって作られたものに対しての批判はまた別問題
AI絵師という呼び名に疑問を持つAIイラスト肯定派もいる
食べようが食べなかろうがお湯を入れた人をラーメン職人とは呼ばないのではないかって話なのに、それなら食べないで店に通うのかって話違うのでは?
コメントありがとうございます。100%正鵠のご意見だと思います。ただAI絵師という呼び名を嫌ってる人は大体AIイラストを全否定したがる傾向を感じるので、そういう観点では話の筋は逸脱してないと思っております
これからはAIでも構わないと思います。
それは最近でもAI作品が増えているからである。
だからと言って何でも構わない訳ではありません。
人間では不可能な分野はAIに任せるできである。
文字は読めるが書けない男女が増えて来ていて学力低下が増えているからである。