めうにんげんダイアリーへようこそ!
こんばんは!
呉三桂という
中国史で悪名高いクズキャラがいる😾
彼は明の将軍だったんだけど
山海関を女真族(満州族)の清に明け渡した呉三桂
明の末裔を徹底的に追い詰めて皇統を断った呉三桂
最期は清にも反乱呉三桂
皇帝になって天寿を全うする呉三桂
中国ではあの秦檜のように嫌われてるらしい
とはいえ、我が国では秦檜はかなり評価する意見がみられる(結果的に南宋は平和を保てたから)一方
呉三桂は日本でもほぼ評価されることはない
・・・・・・
秦檜は無実の岳飛の人生を終わらせた、悪意を持った悪人だと思う。しかし呉三桂はそうだろうか?
彼の行動はそういう悪意を持った悪人として説明するのではなく
有能でリーズナブル(合理的)なリアリストとして説明できるのでは?
呉三桂はクズなのか?
彼がクズ扱いされる要因を一つずつみていこう😸
清に山海関を明け渡した
中原の最後の防波堤を
守護神自らが放棄したわけだけど
呉三桂の立場になるとそれが最善手な気がする
当時の呉三桂に取りえる選択肢は3つ
・明に味方
明の忠臣で優れた能力を持つ袁崇煥をよりにもよって凌遅刑で処刑するなど、明は徹底的に腐敗していた。
しかも首都は陥落していた。明に明日は無いのは明らか(明だけに)、味方をしてもロクなことにならない
・李自成に味方
流賊集団で、好き勝手北京で暴れて評判を落としていた
・清に味方
略奪を禁じてた、強い
“徳”ありそう、”天命”改まりそう
清が今後、中華の支配者になるだろうと判断し、
清に味方する!その後の人生をパラダイスみたいに過ごしてぇ😸
これはリーズナブルな判断と言っていいのでは
道義的にもそんなに問題ないような気もする
明は滅亡してたし、「寝返り」ってほどでもないような🤔
あと陳円円という女性ために寝返ったという説は疑わしいと思う、陳円円の存在が本当かどうかはともかく
呉三桂はそこまで直情にかられるタイプではないだろう。民族とか色情とかより現世での栄華を求める有能なリアリスト、というのがオレが持つ呉三桂のイメージなんですよ
狡猾で貪欲で野心的で情の無い呉三桂が
女に揺さぶられるのは怪しい
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かくして、呉三桂は清に味方し清を中原に入れたことで
清の時代では皇帝に次ぐ王になれて
幸せに暮らすことができたのだ
南明を徹底的に追い詰める
呉三桂は明の残党である南明を追い詰めて、最後の皇帝を処刑してしまった。
情をかけらも感じないが
まあ汚れ役を買うことで清の歓心を買って王の地位を守りたい面もあるだろうし
仕方ないね
そして────────────────────────────────
三藩の乱を起こす
これまで受け取った特権をむざむざ渡せるだろうか?
反乱を起こすのは、勝機があるかはともかく
自然のなりゆきではあると思う
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そして────────────
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反清復明!←は?
オレが周王朝の皇帝になる!←は?