今話題の「連ちゃんパパ」を読んだのでざっと感想を書きます。
連ちゃんパパとは?
ありま猛先生が送る、「ほのぼのパチンコ借金カタストロフィー漫画」だッ
日之本進
人間の中に「人類っぽい謎の存在」は一定数いる。
謎の存在にクズとか邪悪とか腹を立ててはいけない。謎の存在には、人生の時間を使ってあげない(=関わらない)。
読んでいてとても自分の父を思い出してイライラする場面が多かった。
カッコ内は自分の父の話です
- 自称パチプロ(パチンコで学費を出したなどと吹いていたが信じてたのは母だけ)
- 無職期間が長い(中2,3くらいまで家によくいた)
- 借金大好き(リボの上限まで使い毎月利息を払う。元本は減らない)
- 金銭感覚がおかしい(毎日コンビニで1000円以上は必ず使う)
- 小賢しい知恵だけは回る(元父は〇〇の振りをしてある利益を得たことがある、母はなんでこんな話知ってて離婚を切り出さなかったンだ?)
- 大金を手にしても高速で使う(私の父は交通事故で1000万せしめた…という話を最近知った。どうしてそれがほとんど還元されなくても母は離婚を考えなかったんだろう)
- 羽振りが良すぎる(1000万円どこにきえたんだろうね🤔)
- その割に妙なところでケチ臭い(「すげえリッチだ」が口癖)
- 嫌がらせが男らしくない(キモイ)
ただしこの人は虐待しない、元々高校教師だった点でまし。浩司くんもなついている。
雅子
夫の異常性に気付き、自分と子供の将来を考え別れようとする点でかなり正常。
明らかな異常者と結婚する、明らかな異常者に金を無償で渡すわりに、それ以外は真面目な点はうちの母に似ているなって思って「あるある…」って思った。
ただし何度も男をとっかえひっかえする、他人の子を育てさせる、離婚を切り出す、亭主をヤクザに抹殺させようとするなどだいぶマシ。母のように人生で敢えて搾取されるライフスタイルを選択する方がよっぽどファンタジーだと思った。
借金取り(ヤクザ)
闇金。主人公親子を長く住ませるなど情に厚いところもあるが、フィリピンで事故に見せかけて主人公を抹殺しようとするなど冷たいところもある。(しかしこの人が消えたほうが皆が幸せになるだろうしいいか)
浩司くん
日之本親子の息子。いびつな家庭環境でも真面目に生きる。
間男と雅子の赤ちゃん
よりによって双子…
浩司くんの先生
一家が主人公を追い出す時「悪魔」という言葉を使ったのは比喩ではない。
「人類っぽい生き物」を回心させることはできない。
プロライフ派。
和菓子屋のバツイチの娘
良識のあるふりをしているが、実子ができると即座に浩司くんを即座に施設にぶち込むとんでもない悪人。
教訓
- 「連ちゃんパパ」の劣化みたいな父を選んで何もしなかった母の人生のツケは程々にしか見られない
- パチンコはやらない
再確認。
闇金ウシジマくんとの比較
この漫画は「闇金」「債務者追い込み」「パチンコ」「クズばっかり出てくる」などの点でウシジマくんと似ています。
闇金ウシジマくんは絵柄のリアルさ・緻密な取材・人間描写・ストーリーでリアルに見せている部分と、ファンタジー部分が共存している。(ウシジマくんが「リアル」な漫画であることは認めるが、1話で奴隷くんが一人でも警察に「ここ闇金ですよ」って言えば話が終わるだろう)
自分はウシジマくんに出てくるような人間には出会ったことがない一方、連ちゃんパパみたいな人間を身近で見てきたので連ちゃんパパのほうがリアルだと感じました。
つまり、豚塚とか肉まんまとかよりも、日之本進や日之本雅子のほうが現実にいると思える。
※個人の感想です!
外部リンク
「連ちゃんパパ」はここから無料で読めます!
参考 連ちゃんパパまんが図書館Z