めうにんげんダイアリーへようこそ!
こんばんは!
2022年8月に山陰に旅行に行って来たので
鳥取県(境港・米子)の話をここでは書きます🙂
最初に高速バスで鳥取県・米子にアプローチしたときの感想
・・・・・・
意外と「街」…「シティ」だなと思いました
山陰というと
島根県の人口は大正時代よりも少ないなど
どうしても寂れイメージがあり
北海道の都市部じゃないところみたいなイメージ(※)を持っていたが
実際は佐賀(※2)だった。
別の例えを出すと
北九州と新潟市の郊外を
足して2で割ったような感じだった。
※
※2佐賀市の人口は16万人
・・・・・・
米子ユニバーサルホテル
松江駅から普通電車に揺られて、米子駅で下車した私は──────
米子ユニバーサルホテルに宿泊した。
3800円で朝食夕食が付き
部屋も広く
確かに昭和の古臭さは否めませんが───────────
コスパがすぐれている( ´∀`)
口コミでは食事への不満が散見されたが
そうかなぁ?
銀魂の神楽が「ちゃらついたオカズに興味ない たくあんでヨロシ」って言ってたけど
そういうことなんよ🙃🧙♂️
朝食はバイキング、
夕食は定食だがサラダバーがあってとてもありがたく
がっつりいただきました。
配膳のおばちゃんもワイが席を立つたびにまだまだたくさんありますから、とおっしゃっていて
オレはその言葉に応えるっ・・・
境線 米子~境港
境線で境港へいく。
余談だが、境線が通る弓ヶ浜半島で綱引きして
出雲の国の神がよその国から余っている土地を引っ張ってできたのが
島根半島らしい(出雲歴史博物館より)
・・・・・・
今回は18きっぷ旅行に境線を組み込んだ
これは効率がいいと思っていましたが
境線の運賃は米子から境港まで乗っても330円と安いので
18きっぷ旅程に‟敢えて”‟組み込む必要性”は薄いかな
また、米子駅から一日で18きっぷで横浜駅に到達できるのは
米子発7時台が最終だ。
途中静岡でホームライナーを利用する、この旅程も魅力的だけど
今回は見送った💦
山陰線の米子~鳥取間には快速とっとりライナーが一応あるが、前回のダイヤ改正で大減便されてしまった。しかも唯一残ったとっとりライナーの乗り継ぎはよくない(鳥取で3時間待ち)
鳥取砂丘に行くには絶好ともいえるが
この暑い中動き回るのはいやでゲス🙃
ということで18きっぷで境港に寄ったあと
家に可能な限り接近して
翌日帰るルートを選択(えら)びました🧙♂️
長時間乗車になるが
前回の北海道で特急券やフリーきっぷの期限を余らせた反省から、旅程を詰め込んでそれを果たすようにしました
・・・・・・
私は水木しげる先生の作品は
「総員玉砕せよ!」(※)「姑娘」(※2)「劇画ヒットラー」(※3)しか読んだことが無く
妖怪を全然知らなくても楽しめるだろうかと
若干の不安がよぎった。
※セント・ジョージ岬で絶望的な戦いをする日本兵を描いた作品
※2日中戦争の日本軍と現地中国人の女性との話を描いた作品。一応ロマンスになっているがもとになった話は胸糞
※3水木先生によるヒトラーまんが
境港駅
水木先生推しなのがはっきりわかるんだね👼
水木しげるロード
水木しげるロードが、駅からしばらく 水木しげる記念館のあたりまで続いている。
水木しげる記念館はすぐには入れなかった(1時間おきに入場を受け入れていた)ので
近くを散歩した
水木しげる記念館
作品紹介・鬼太郎や目玉おやじら主要キャラの説明・水木サンの冒険旅行記・戦争まんがの展示・一生のパネル・妖怪の再現
といった構成だ。
所要時間は1時間くらいかな
ぼくはじっくり回る派なのでもう少しかかりました
前述の通り、ぼくは妖怪のことは全然知らず
水木先生のことも詳しく知らなかったのですが
楽しめました👼
妖怪
鬼太郎ってアトムみたいにいろんな能力を持っているんだな・・・
おとろし:不信心ものが都合のいいときだけ拝むと鳥居から落ちてくる
あかなめ:風呂垢prpr(風呂掃除しようね!!)
べとべとさん:夜道に後ろからついてくる妖怪
水木しげる先生
妖怪も面白かったが、水木さんのパーソナリティがさらにぼくの興味をひいた🙂
彼もなかなか悪戦苦闘する人生を送ってきたのだ──────
まだ小さいころから注目されて個展を開く一方
なにかと不遇でうまくいかないことも多かった。
御存知の通り、この後水木さんは
徴兵され、さらに戦争で辛苦を味わわされることとなる。
戦後もアパート経営とか東海道で集金行脚とか受験とか
色々なことに手を出すがうまくいかないことが多かった。
貸本で大量のまんがを描いて、それは必ずしも順風ではないが
少しずつ人生の軌道を良くしていったのだ。
そして40手前で奥さんも得、ゲゲゲの鬼太郎の大ヒットで
いよいよ時の人になっていくのだった。
僭越ながら、水木しげる記念館で水木先生の人生を見つめていると、
水木先生が、経験した、苦悩の一端・・・
いや────────────分かってる。
この人物に比べたら、僕なんか、
まだ、まだ、まだ、まだ、未熟な、ヒヨッコだろう。
しかし、彼の苦悩の、ほんの一端は、
分かったような気がする・・・
(元ネタ:カツドンチャンネル「俺の人生は順調。」)
あなたがたいせつにしてるもの
解りはじめてきたような気がしてる
ということパタね
・・・・・・
冒険旅行歴
さらに水木先生の魅力はあって
世界中に旅行に出かけている。しかもその旅行は部族の儀式のようなものに精力的に参加されるようなもので、物見遊山的な旅行ではない
しかも、彼はお年を召してからこの活動を本格化させていて
本当に”楽しんでいる”のを感じた
60超えて海外旅行を楽しみだし、晩年でも普通に海外旅行に出かけるさま
自分もこうありたいと・・・そう思いました。
戦争
また、記念館ではまるまる20ページほど
先生の戦争に対する思いの乗ったまんがが展示されている。
そこでは、犠牲になるのは末端の兵士(※)であること、我々は犠牲者であると同時に加害も行ってしまったことが
示されている。
※兵隊の命の軽さを説いた戦陣訓が紹介されていた
水木先生がニューギニアの現地部族と仲良くなったのは知られた話だが
後年、ニューギニアを訪れた時に
現地の方々と過去の話をしていた際
「前の酋長は日本軍に殺された」という話を
部族の方々が「今まで見せなかったような表情」でされたそうだ。
(しかも3人も酋長を殺してしまったようだ。水木先生によると日本軍は非協力的な酋長を殺すことに抵抗はなかったとのこと)
(「お前は別だ」と部族の方々はフォローしてくれてはいる😢)
どうしてこんなことをしてしまったのか。
水木先生は帝国の驕りや
エスノセントリズム(自民族中心主義)をあげていた。
このような過去は我々皆が知って、考えるべき話だと思う。
それは、過去は教訓の宝庫であるし、過去にしたことは、立場の違う人々の記憶の中で生きていることがあるからだ。
戦争はウクライナ戦争のような武器をもって立ち上がるほかない自衛を除いて
起こしてはいけない。
我々は過去どうして戦争になってしまったのか。どうすればいいのか。
なぜ軋轢は生じるか。
ヒントは
水木先生のまんがに、水木しげる記念館にあると感じました。
・・・・・・
出口
博物館の出口には
水木先生の遺した言葉が紹介されている。
・「怠け者になりなさい」
しかしそうは言っているが、水木先生は貸本時代はものすごく貸本を出している。(仕事を減らしたのは人生が軌道に乗った40代後半からだ)
それが人生の成功、幸福に貢献しているかしていないかで言ったら、している方でしょう🧙♂️
同時に「怠けたいのに水木サンは根が働き者なんだな」と言った発言も残しておりました。
・新成人に向けて→若い時は黙って働け、それが肥やしになる
・睡眠力は幸福力
・ヒーローはお金をほしがらないから嫌い
・喧嘩はよせ、お金がへる
・・・・・・
・・・・・・
私はギリギリまでこの博物館を味わったあと
境港駅へ向けて
高速移動で戻ったのだった。
(1時間に1本しかないですからね)
帰りの境線には結構若くて、普通に横浜や渋谷にいそうな方々もいて
彼ら彼女らは米子で降りて
どこへ向かうんだろうかとか考えた。
次の伯備線編に続く・・・
おまけ(コピペ)
鳥取について調べていたときに拾ったコピペ
鳥取県民にしか需要が無いコピペ(食べ物編)
【生産物】
・二十世紀梨 →梨の生産量は千葉・茨城に追い抜かれ今は福島と肩を並べている 質の良さは”自称”日本一
・白バラ牛乳 →牛乳ファンに高い評価を貰っているが全国で出回っていない
・らっきょう →実は鹿児島県の方が生産量が上
・クロマグロ →水揚げ量日本一 とても美味しいです
・松葉蟹 →同じく水揚げ量日本一だが「日本海の蟹=福井県」というイメージがあるので表に出る事は無い
・鳥取の地鶏 →実はかなり普及している 貴方の食べている鳥肉も実は…
【郷土料理】
・蟹汁 →名前は汚いが美味
・豆腐竹輪 →鳥取県民の3割はこれが全国区だと思っている
・山の芋卵巻きおこわ →おばあさんがよく作る
・世界一周旅行パン →日本史上最悪の給食と言われているが児童には大人気
あと宍道湖のしじみも有名のようだ
抱きしめられたら このまま奪われちゃうよ
ラブリー☆えんじぇる!!/ave;new feat.あべにゅうぷろじぇくと
・・・・・・
今日の授業は終わり!
また来てね!