【感想】まんが世界の歴史11 「アメリカ独立・南北戦争とリンカーン大統領」の個人用メモ

 

最近お隠れになった歴史漫画の大家、ムロタニツネ像先生

「学研まんが世界の歴史」シリーズの11巻

「アメリカ独立・南北戦争とリンカーン大統領」

の個人用メモが結構長くなったので、ブログにアップします。

 

 

 

 

 

アメリカ大陸のearly historyを知ることが出来た。

 

感想 箇条書き

 

・ポカホンタスって最初期アメリカで移住者と結婚した先住民の娘だったんだ🙂

 

アメリカ先住民は恩を仇で返されて可哀想なんね

 

 

・イギリスとフランスって文化的にも相当近くて、人種も同じ、影響も相互に受けていて、宗教もベースは同じで、致命的な利害対立もないのになんでこんなに戦争してたんだろう?

しかし、我が国が近隣のアジアの国と敵対関係にあるのもヨーロッパから見たら似たような感想を持つんだろう。

そういうものだ。

 

アメリカ独立革命は暴力だがイギリスよりアメリカの方が明確に正義がある。

自由と正義のためにアメリカ大陸軍は立ちあがり、フランスやスペインやポーランド人、プロイセン人もともに立ち上がったのだ。

アメリカの輝かしい歴史の凄まじいスタートだ。

 

望ましい変革や正義の実現は暴力によって始まることもある。

そういう暴力まで否定してはいけない。

Googleもウクライナの戦争が始まって以来、

 

戦争を利用するコンテンツ、戦争の存在を否定するコンテンツ、または戦争を容認するコンテンツを含む広告の収益化を一時停止します

 

という言説をアドセンスの管理画面に表示するようになった。

そういうことですね。

 

ワシントンだって戦争の指揮官だから、そういう面ではプーチンと同じだが彼は間違いなく英雄(hero)だ。

いや、実際に指揮していたワシントンと違って

APEXやHoi感覚で領土を奪っているプーチンと比べ物にならないか。

 

誰かが言ったように、隷属よりは自由のために戦って死ぬほうが望ましいのだ。

 

 

・テキサス(最初はメキシコ領土だった)の独立・併合は奴隷制をメキシコが認めないので起こったという解説があった。子供の頃読んだ別の漫画では「オレは自由の国アメリカ国民だ、自由のためにメキシコと戦うんだ!」みたいなノリで描かれていたので

なかなか衝撃的だ

 

・北部は保護貿易で中央集権、南部は自由貿易で地方分権というのは

保護貿易や中央集権はなんでも悪というテーゼを明確に否定していていいよね

(商工業の北部、プランテーションの南部)

 

北部:製品を国中に売りたい

また、奴隷を自由にして北部の工場で雇いたいという思惑も

他国の文化との混交が進んでいた

 

南部:綿花とかをイギリスに自由に輸出したい

イギリス数の貴族文化が残っている

 

 

豆知識 箇条書き

 

・初期の首都

ニューヨーク→フィラデルフィア(大陸会議の場所)→ワシントン

 

・最初は選挙の次点が副大統領になった

 

・ブラックホークは白人に抵抗したインディアンの首長の異名

アパッチ(軍用ヘリ)も白人に抵抗したアパッチ族から来ている。

 

・リンカーンは二宮尊徳みたいに農作業中にも本を読んで、また農作業や8キロの通学で力をつけて偉くなった。

大人になってからも州議会議員をやりながら職業を掛け持ちし、空いた時間に法律を学んで弁護士になる

かなりのハイスペックで努力家な人間だった。

ブラックホーク首長の反乱軍相手に義勇軍で戦った1面も。

 

 

・南北戦争の北軍南軍の死者は第二次世界大戦のアメリカ兵の死者の2倍の60万人

 

感想

 

18世紀の世界最強のイギリスと真っ向から闘って独立したアメリカはすごすぎる・・・

 

他の大多数のイギリス領の独立は第二次世界大戦を終え、イギリスが国富を使い果たすのを待つしかなかった

 

海で遠く離れていたとはいえ、世界最強国相手に最初から本当に戦争して勝てるつもりだったんだろうか?

 

独立宣言は本気だった。最後にひと花反乱で花を咲かせるとかではない。

軍隊も本気だったし、フランスとスペインの援助を得た外交も本気だった。

 

(なお、アンシャンレジームのフランスは自分自身の手で王政は覆せることを証明したし、国庫の弱体化を推進したので

フランス革命で自分たちの崩壊に直結する参戦なのが歴史の面白いところだ)

 

 

 

 

武闘家として

手合わせ願いたい

 

ビノールト(ハンターハンター)

 

 

・・・・・・

 

 

今日の授業は終わり!

また来てね!

 

 

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