めうにんげんダイアリーへようこそ!
こんばんは!
新横浜ラーメン博物館の来々軒のラーメンを食べたので、その日のうちに感じたことを残しておきます。
この日は龍上海という赤湯ラーメンの名店で辛味噌ラーメンを食べたい!と思っていたんですけど
混んでたんでね( ´•ᴗ•ก )
1回は食べておきたかった来々軒に来たわけです。
来々軒に来たかった理由は──────────
そもそも来々軒は、明治43年(1910年)創業のラーメン店の原点的存在の店で
ラーメン博物館がその味を再現して復活させたものです。
明治時代からのラーメン店の味!
ラーメン店の原点!
なので、
ラーメン大好きマンとして1回は食べておくかあ😛と思い行ったわけですね。
店構えが周辺と調和しているのは、ラーメン博物館が昭和の雰囲気を再現した施設だからです。
店内も若干雰囲気があり、大正時代の給仕みたいな衣装のお姉さんが接客している。
ただ、ピッチャーとかグラスとかは現代調なんだよね・・・🙂
で、肝心の感想なんですけど
- スープ:醤油と煮干し?の素朴な香りがする。
- 麺:素麺かな?中華麺の素麺版みたいな感じ🙃もうちょっと硬い方がすきかな~
- 具材:叉焼とワンタンで、叉焼は美味しいですね😋叉焼がこのラーメンの特長ですね。
で、総合的な感想としては
私は最初、ビジュアルから日高屋のラーメンみたい味なんじゃないかという危惧がありましたが
スープの「深み」は感じた。
しかし─────────────────
せいぜいが日高屋のラーメン(390円)の1倍~1.4倍くらいの美味さですね。
このワンタンメン(1130円)は日高屋の3倍近い「満足」には至りませんね。
とはいえ、高いですけど
「歴史」なんでね───────
私は昔、神戸(三ノ宮)から横浜までサンライズ瀬戸・出雲という最後に残った定期夜行列車に乗ったことがありましたが
関西~関東の移動におけるサンライズは新幹線や高速バスと比べて、速達性や料金で勝っているわけではないんですよね。
でもなんで乗ったこと言うと、「歴史」的な列車に乗る「体験」をしたいからですね。
だから
例えラーメン本体のコスパが日高屋や幸楽苑に勝ってなくても、(1回は)食べること自体に意味があるんです。
「歴史」的ですもんね。乗るしかない!
これは日高屋には決してないことなんですよ。
「アトラクション」なんですよこれ。
しかし。
このラーメン本当に「歴史」ですかね、という疑問が浮かんだ。
来々軒のラーメンって「旨みがある」んですよ。‟洗練”されているんです。現代のラーメン博物館という空間で、ほかのラーメンとも競合していけるように作られているといいますか。
昭和、平成、令和──────────ラーメン店たちが生き残りをかけてより優れた味を開発してきたわけじゃないですか。
それがなかった当時の来々軒がここまで現代的な旨みを出せるかなあ?という気がした。
当時のラーメンって、まだ未熟で荒削りなところがあったのでは。
スープは今よりお湯感があって────────────
私は、大正時代のラーメンだったら日高屋の方が美味しい可能性が高いと思ってるんですよ。
だから美味くなくていいから
当時のラーメン店の競争が無いころの、「明治43年」の味・未熟な「らうめん(志那そば)」を体験したかった(値段もほかの店より抑え目でね)
「明治43年創業」って言って期待してたのはそういう味だった──────────
‟洗練”ではなかった
と思ったが、来々軒は明治の創業から
昭和51年(1976年)まで営業を続けていた。
1976年だったら、今と遜色のないラーメンを食べられる時代だと思う。
この来々軒は末期の味を再現したものなのかもしれない。
考えにくいですけどね。途中から浅草から東京八重洲に移転して営業していたそうなので
看板や箸袋に浅草名物と銘打っておいて戦後の味を再現はしないかな🤔
もちろん、店の味は常に変化し成長を続けるはずですし
そんな中、特定時期の味を再現するのは中々難しいです。
それに‟洗練”させないでくれって、料理家としては抵抗感のある注文でしょうよ。
いずれにせよこのラーメンが「歴史」(「明治43年」)かというと
私は「戸惑い」を感じてしまった🐳
関連記事
・1年半前ラー博訪問時(博多八ちゃんラーメン)
【新横浜プリンスホテル】新横浜観光に行ってきました!【ラーメン博物館】
関連リンク
・ラーメン博物館公式サイトのページ
参考 明治43年創業。日本初のラーメンブームを起こした「淺草 來々軒」新横浜ラーメン博物館
・Wikipedia
参考 来々軒Wikipedia日本語版
ラー博に行かずとも、祐天寺(東京)には来々軒の後継店舗(のれん分け?)があるらしい。
食べログを見ると「元祖東京ラーメン」という商品名で提供しているようだ。この名前から、来々軒の後継であることへの自負を感じる。
・・・・・・
今日の授業は終わり!
また来てね!