syamuさんというのはその「天然」(後述)が耳目を集めたYoutuberです。
2014年に引退してからおよそ4年後に動画投稿者として復活しましたが
結局1年と続かず再引退してしまいました。
復活syamuさんは何故失敗したか。これは第一次世界大戦後ドイツのワイマール共和国がの失敗の理由のように定説はまだ無いのだとおもいます。
30万人近い登録者数にも関わらず失敗したのは、syamuさんの「覚悟」はまず挙げられるべきでしょう。
syamuさんにとって動画投稿は人生最後の生死をかけた戦いでした。苦しくてもYouTubeにしがみつくしか無かった。YouTuber以外のなんになれるって言うんですか。
だが、ここでは
syamuさんが復活前と復活後で変わってしまい、従来の「天然」さを失い、それゆえ視聴者の心を掴めなくなってしまったからという顧客満足度で考えたい。
復活前syamuさんの魅力とは、視聴者を掴んで離さなかったのは何か。「天然」でしょうよ。「ピーターパン」だったんですよ。手塚治虫先生の「奇子」だったんですよ。
syamuさんの「天然」さは、その実態にも拘わらず、本当に「自信」がある人と変わらないsyamu_gameという外面を作り出した。そのギャップが他の動画投稿者との違いで競争優位の源泉だった。
「天然」がsyamuさんがポピュラーになった「本質」だと思います。
しかし復活後「天然」は大きく後退し、見られている意識が生まれていました。
復活後のsyamuさんはオフ会0人のようなポピュラーな用語を通り越して
「よろでやんす」とか「syamuコンテンツ」とかのディープな用語を言ってたんですよね。
コメント付きで動画をいくつも見て、理解ってしまったことが予測できます。
自分に向けられる視線の意味、他者との比較を気付かされてしまったことで、「自信」100%のsyamuさん(魅力の源泉)は消えた。
「トトロ」は見えなくなってしまった。
天然ゆえの発想は失われた。人間としては「成長」と言えるんですが、動画投稿者としての「才能」は失われてしまった。オリジナルメニューのルールとか、チキンラーメンカレーとか、ストップウォッチで早食い、サービスエリアの地図の写真を見ながら語る、チャットで自分以外がグループを作って話していることに憤る といった、誰しも心の底で少しだけひっかかりがありながらも、無意識で切り捨てていったことを躊躇なくやっていたsyamuさんは…もうどこにもいない。
復活後にsyamuさんが食べていた「牛タンカレー」は‟らしくない”と思いません?
syamuさんは変わってしまった。
それにより、syamuさんのレビュー動画やゲーム動画はよくあるYoutuberの動画になってしまった。競争優位の源泉は失われて製品差別化が成立しなくなっていた。
その問題に対して、動画投稿の質や頻度の改善もなされなかった。
だから滅びた。
コメントでsyamuを真似する浜〇順平と言われていたのは言い得て妙で、syamuさんは「自信」を失いながらも結局は昔の自分をなぞるしか無かったのだと思う。しかし、スノボナンパ旅行のようなsyamuさんの強みを生かした動画作成、またはお金を稼ぐためと割り切り「営業」を行うべきだった。(ポジショニングを再構築するべきだった)
動画投稿頻度は復活前よりかなり落ちていた。
あの人はもう 思い出だけど
君を遠くで 見つめてる
銀河鉄道999/ゴダイゴ
・・・・・・
今日の授業は終わり!
また来てね!