【ゲーム理論で考える】野球のミットずらしって禁止するべきだよね

ミットずらしは禁止するべきミットずらしは禁止するべき

 

 

 

めうにんげんダイアリーへようこそ!

こんばんは!

 

 

野球のミットずらしという「技術」について”ゲーム理論”を交えつつ話します。

 

 

ミットずらし(フレーミング)について

 

ミットずらしフレーミングとも)は、キャッチャーミットをずらして際どい玉をストライクに見せる技術です。

 

ミットずらしは麻雀で言えば小手返しに似ています(小手返しは片手で素早く手牌を混ぜることで、切った牌を元から持ってた牌か引いてきた牌か分かりづらくさせる技術だ🙂

Mリーグでは御法度)

 

ミットずらしはアメリカではキャッチャーの評価においてかなり大事なフレーミングという技能であると扱われているらしい(なんjwikiより)

 

 

野球のデータ分析で進んでいるアメリカで有効とされていることで、ミットずらしの有効さは証明されていると言えます。

実際、有効でしょうね。

ずらした結果ボール球をストライクと誤認してくれたり、常習することで審判に錯覚を起こさせることで

ストライクを作り出せるんだろう。

 

ストライクボールの判定に、キャッチャーミットの位置は参考になるんでしょうよ。

審判の位置から全てが判断できないでしょうし。一流選手が打席に立っても当てることすら難しい球はコースが分かりづらくて当然ですからね。

 

 

でも・・・

ぼくはミットずらしは無くなった方が野球はもっと面白いと思います。

 

ミットずらしが無い方がいい理由

 

ミットずらしがなければ・・・

 

審判もキャッチャーも余計な疲労を得ることは無くなります。

 

より正確なジャッジがなされ

ゲームはより洗練されていく。

審判も両チームも観客もゲームへの満足が高まるよね👼

 

それに両チームがミットずらしをやめた状況は、両チームがミットずらしをやる状況と損得は変わらないですよね(有利不利に差が無い)

だから、ミットずらしの無い野球は「成立」します。

 

 

 

でも──────

どうやって両チームがミットずらしをしないようにできる?

 

 

ミットずらしは囚人のジレンマなんよ

 

ミットずらしの効用を所与としている、つまり、ミットずらしがリスク無くストライクの確率を上げられる状況下では

ゲームの勝利への貢献、自身の査定というインセンティブが働くので

キャッチャーはミットずらしという”戦略”を取る。

 

相手の「反応」にかかわらず

 

「反応」にかかわらずとはどういうことかというと、”紳士協定”でミットずらしを辞めても、どちらかが出し抜けをするインセンティブがあるんですね。

相手がミットずらしをしないでこちらはミットずらしをすれば、ゲームを有利に進行できるわけですから。

そうこれは、経済学のゲーム理論的に言えば

囚人のジレンマなんですよ。

ワカリマスカ────────────?

 

囚人のジレンマ

 

囚人のジレンマ・・・

本当は囚人同士が黙秘するべきなんだけど、気が付いたら両方が犯行を喋ってしまっているのと同じわけですね。

 

相手がミットずらしをしようがしまいが、こちらはミットずらしをするのが最適反応戦略なんだから囚人のジレンマになるわけです。

あいミットずらし(双方のキャッチャーがミットずらしをする)が、”パレート最適”の状況になってしまっている。

 

ミットずらしを両チームともにしないのが、キャッチャーにも審判にも観客にも

つまり”市場”にとって最も望ましい資源配分の状態なのに・・・

 

キャッチャーも審判も本来必要ないのに疲れる(どちらかのチームが有利になったりはしない)

あいミットずらしに収束しているわけです。

これはもう囚人のジレンマです。

 

 

ならば────────────

 

解決

 

ミットずらしに「リスク」を与えればいい

 

 

今、”市場”にはあいミットずらしという”市場の失敗”が起こってるんですよ。

 

”市場の失敗”は市場(プレーヤー、ようは選手)にまかせず政府、つまりルールブックで規制するべきなんね

ミットずらしは禁止すると

 

 

ミットずらし1回につき警告1回、警告3回で1点を失うようにする。(この警告点は試合をまたぐ)

と言ったルールを設けるべきだ。

 

このルールの制定により、選手にはミットずらしをやめるインセンティブが働くので、ミットずらしは野球から放逐することが可能なんよ🐳

 

・・・・・・

 

ミットずらしの他に禁じ手にするべき野球のルール

 

ミットずらしは審判を欺こうとしているし────────────

自分勝手な感じがして好きじゃないんですよ

 

プロ野球で抗議する時、誤審に見えても得した側が訂正することって滅多にないですよね

それ同様にね😕

 

なお私は有利な判定に何も言わないことについては嫌ではなく、黙秘みたいなものでいいんじゃないのって思います。変えるべきは審判への講義です。これもミットずらしと同じくルールで禁止するべきでしょうよ。

 

まず、審判への抗議って水掛け論にしかならないし、そもそも審判も人間なんだから心象を良くした方が実利でもいいのは明白です。抗議にメリットは無いです。

 

それに審判の判定なんてお互い様じゃないですか。審判はプレーヤーにも選手にも監督にも解説者にもファンにもいつも見下されているようで本当に気の毒に映ります⸜( ⌓̈ )⸝

キャッチャーの動作ではミットずらしの他にも、フォアボールの時判定に不満げにしばらくセルフ時間停止して捕球したままでいて審判に圧をかけるのも嫌いです。審判は

高い技術を持ちながら常に意識を切れない大変な仕事なのに尊重されてないのが嫌です。100%正しいジャッジは人間には無理ですよ。語り草になるような誤審はこれだけ試合が行われ続けても、たまにしか発生しないじゃないですか。それくらい縁の下で正確なジャッジを続けていればいいではありませんか。

 

審判の判定で得(とく)できた率をチームごとに出してみたら、10年で得点圏打率みたいに収束すると思うんよ

 

あと一塁の仲間がセーフってやるのも禁止して欲しいです。ほかには、シミュレーション(演技)も退場にしてください🙃

 

 

 

 

 

我が子からオモチャを取り上げちゃイカンなぁ

 

「狂獣」 春成(バキ)

 

・・・・・・

 

 

今日の授業は終わり!

また来てね!

 

 

 

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